第２３回かみのやまツール・ド・ラ・フランス報告

はじめての出場となる第２３回かみのやまツール・ド・ラ・フランス報告をしたい。数年前から、この冗談のような名前を聞いて、いつかは出るぞ！と思っていたイベントである。さすがに一人ではと思ってもんもんとしていたのだが、今年は自転車仲間も出来、ようやくの出場となった。そしてよくよく大会要項を見れば、レースでは無いこと、子供でも参加okとのことで、無理矢理息子を誘い、友人、僕、息子の三人で出ることにした。
名前は冗談のようだが、人気のイベントで、開催告知から１週間で締め切りとなる。そのことも実は知っていたので、受け付け開始の朝にはFAXで申し込みをして無事にエントリーすることができた。
しかしながらいつもはネットでのエントリー、つまり参加料もカード決済なのだが、なにせFAXで申し込みをするぐらいなので、自ら指定の口座に参加料をいれねばならない。
これをすっかりと忘れていて、恥ずかしながら督促状まで届いてしまった。大変忙しく準備をしているだろう大会事務局の方には申し訳なく思う、この場を借りて「すんませんでした」

さて話しは戻る。この大会１１月４日に開催となる。実はこの日、我が町酒田では第１回酒田シティーマラソンが開催され、チーム若草も大挙してこの大会に出場するのであった。駅伝、デュアスロン、そしてシティーマラソンとチーム若草地獄の３週はこれで終わりとなる。ふとこれに出ようとも考えたが、正直走ることは・・・、好きでは無いので、自転車を選んだということになる。もう一つ理由を挙げれば、この記念すべき大会を、雨男たる私が参加することで台無しには出来ないわけで、辞退ということもある。
駅伝、デュアスロン、ぎりぎり天気は持ったが、かなり危うい天気であったし。まぁおかげでシティーマラソンは天気とは言わないまでもなんとか雨も降らずに終わることができたそうであった。

脱線ばかりだが、ツールドラフランスに戻る。ツールと言うぐらいで、レースなのか？と思ってしまうが、上山のおいしい物を頂きながら、３０㎞を漕ぐと言うものである。なのでこのたびはロードではなくクロスバイクでの参戦とした。
というものの、行って驚いたのは、４００名強の参加者であり、その大半が、ローディーである（ロードバイクを乗る人の愛称）。何もレースでは無いだが、恐れ入った。

まぁ３０㎞はまぁまぁの距離ではあるし、登りもあるので、ロードバイクのほうがというのも頷ける。中にはママチャリでエントリーの学生らしきかた、３人乗りのバイクで参加のファミリーもいた。


では
上山市なので、朝五時半に家を出発。ということでご飯は会場近くに行ってからとした。
んで、朝食はマック。それもマックカフェ。そんなものが・・・。僕はこういうのが苦手で、まぁ取り合えず周りを見ながら頼んでみた。息子はそれだけでなく、ケーキを。僕もついでにエスプレッソを頼み優雅な朝食。


無事にスタート地点である市民公園に到着、もうすでにたくさんの方がいる。さすがの雨男、ほんのわずか雨が落ちて、寒い。吐く息も白い。どうなることやら


ようやくの開会式、最後にみんなでの記念撮影を終え、スタート地点へと移動。４００名以上でありなかなかスタートできない。ほんとに寒くて仕方がない。そんなこともあり息子は緊張気味


田園風景を見ながらであるのだが、風が強く向かい風、進むのも難儀した。そしているうちに徐々に山の方へ。

最初に渡されていた地図を見ると「急な下り」とある。不思議なことに「急な上り」はない・・・・。まぁ昇らずに下るわけもなく、案の定上り坂が見えてきた。息子にとっては第１の試練となる。結構な上りであり、大人でもまぁ大変である。
はじめも、はじめであり無理をしてはゴールまで３０㎞は漕げないよと、「無理ならば足をつくことを伝える」が親父と違い、負けず嫌いでもあり、一向に足をつこうとしない。まぁ水泳もしているし体力や肺活量もあるだけに、登り切ってしまった。


そんな感じで結局足をつかずに制覇するに至ったことには親父としてはびっくりでもありうれしくもあった。
途中で第一休憩所である「楢下宿」でおトイレを済ませ、大会名ともなっているラフランスを頂くことになった。最後尾にいた僕らではあったが、食べることができ一安心、もう一つの名物であるこんにゃくも頂いた。そういえばここには「こんにゃく番所」http://www.tannokonnyaku.co.jp/というのがあり、数年前に一度訪れ、こんにゃくのフルコースを食べた。これは話のタネに是非言ってみてほしい。


もう半分？まぁ順調に来ていた。ここからは山と言う感じであるが、これまで通り。
最後の遠くにはひときわ目立つマンション？タワーが見えてきて、だいぶゴールに近づいたことが分かった。


ここまで来ると疲れもあるが、少し余裕も出てくる。そんなときが危ない。どうもここら辺は親父にと言うか、最後がいかん。何気ないカーブが曲がり切れず転倒・・・・・・。大事には至らなかったが、危ない、危ない。もう一度気を引き締めてゴールを目指す。少し気落ちしているようだが、これもまた勉強である。
ゴールすれば、もうすでに諸先輩方は芋煮を食べているではないか。
もう疲れたというよりは腹が減って仕方がない。
３人ゼッケンを返し、記念品を受け取ったあと、芋煮へ直行。
おにぎりと内陸版の芋煮を頂いた。ちなみに庄内は豚肉でみそ味。内陸は牛肉で醤油味である。


記念品はラフランスと入浴券。ナイスな記念品である。

閉会式と抽選会を終え、いざ入浴券を片手に温泉へ。かみのやまは有名な温泉地である。その中でも高級なちく「葉山」をめざし、時代屋http://saikatei-jidaiya.jp/さんでお風呂をはいった。
雰囲気のある良いお風呂であった。いつかは泊まりたい・・・・。



そんなこんなで、無事に大会を終えることができた。僕の今期の自転車イベント参戦は終了となる。

家族とそして今年付き合ってくれた友人に感謝。