バリカンを：ちゃかふみち：SSブログ

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バリカンを [編集]

現在僕の頭は夏仕様となり坊主頭である。運動もするようになり単純に暑いと言うことも理由であるし、気持ち的にもさっぱりとしたく思い切って髪の毛を切った。いざ坊主にしてみると「やめられない」というのが感想である。周りはどうして？と聞くが、鏡を見なければ、自分の髪型なんてわからないわけだし、涼しいという効果もあるので、自分自身は、やはりこれで良しとなる。
しかし坊主頭も良いことばかりではなく、やって思ったのは、汗が流れるといのは誤算だった。あとは少し伸びても気になることから月に２回は床屋に行くことになり、床屋代がかさむと言うことだ。そんなこともあり今回の書き込みとなる。
さて床屋代一回分よりも安くバリカンが買える、なんと１８００円。これを見たとたん床屋に行くよりもとそろばんをはじいてしまった、しかし、しかしこれが間違いの始まりであった。

むかし、むかし剣道をしていたころやはり坊主頭であった。その頃は手動のバリカンでちょきちょきとしていたものだが、今は電動で髭を剃るようにバリばりばりとあっというまである、あるはず？しかし妻にバリカンを託し断髪式を行うも、調子が良くない、すーっと行くはずが、なかなかうまくいかないのである、不安がよぎる。
髪の長さがアジャスターで調節でき、それ以上切れるわけはないのだから、バリカンを走らせれば良いはずなのだが。
ふとバリカンを見ると、バリカンの持ち方が逆ではないか！一瞬血の気が引き、洗面台の鏡へ向かう、そこに映る姿は円形脱毛症のように所々かられている「人」がいるではないか！まさかと思い、髪の毛を洗い落とし、祈るようにもう一度鏡をみる・・・・。園長？（うちの幼稚園の園長は坊さんなので）と言うぐらいの頭の状態である。円形脱毛症のようにムラに見えたのは髪が短すぎ、白い地肌と髪のコントラストであったのだ・・・・。一瞬これから床屋に行こうかなぁ？とか明日から夏休み取ろうかなぁなど考えたのだが、まずは自分でもう一度刈り直すことにした。バリカンを逆に持つと言うことはアジャスタ機能はまるで発揮されず、そのアタッチメントがない、バリカンそのもので切った状態である・・・。
今度は無性に怒りが！！。何が怒るかと言えば、妻はきちんと説明書を読んでいない！それよりも髪が下に落ちることばかりを心配していた、残るおれの髪はお構いなしなのだ。やれ挟まるだの汚れるだの、掃除機でも吸えないなど・・・・。終いにはゴミ袋をポンチョのようにかぶせられかられる始末。結局俺の髪なんて・・・。
ユニフォームがその人の振る舞いを変えるという心理学の研究がある。それからいけば、お坊さんのように心穏やかになるはずなのだが、一向に収まらない、２日たった今でさえ、怒りは収まらない・・・・。
妻は前と変わらないよと、言い訳のように送り出すが、案の定出勤するやいなや「どうしたんですか？」「きりすぎじゃない？」などひどいものであった。唯一の救いは日はまた昇る、いや髪はまたのびるなのである。
最後に坊主頭も短すぎるとおもしろい現象が起こる。風呂上がり髪を拭くと以上に引っかかる、後で職場で話すと、頭にぬれタオルをつけ、引くと、ぐぐぐっと持って行かれるとのこと、もっと短くするとＴシャツの繊維に引っかかりきれないとかとか・・・。
あー頭に来る。妻らしいと言えば妻らしいのだが。この貸しは大きい何かしらの損害賠償請求をしないといけない