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年始のご挨拶もかねて [仕事・うららか]

僕の所属する老人保健施設の広報誌に書いた文章ですが、新年号でもありまして、これで年賀のご挨拶といたします。

『精一杯生きよう』
「おめでとう!」と新年が明けるところであるが、今年ばかりはそのようには「まだ」いかないのだろうか。そうは言うものの時間は止まることは無く「チクタク」と時は刻まれていく。しかしその結果確実に思い出が刻まれていくのは唯一の救いと言うべきことなのだろう。そんな事を考えながら迎える新年である。さて昨年も多くの人と出会い、多くの方がうらら(施設名)から旅立たれた。なんだか駅のホームに立つ駅員みたいだなぁと今更ながら感じている。ところで、うららではターミナルケア(終末期医療)を特に大切なケアとして取り組んでいる。「ターミナル」とは終着駅を意味し、転じて人の終末期を表す言葉となった。興味深いことにバスターミナルも同じターミナルを使うのだが「終わり」ではない。実は調べてみると語源は「境界=テルミヌス神(ギリシア神話)」であり、この場合あの世とこの世の境目ということにつながるのだ。うららステーション、それは次の旅への「ひと休み」の場。旅は決して終わりではないのだ。「発車オーライ!」のかけ声とともに、また新たな1年をスタートさせたい。
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