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春の味は復興の味。 [地震]

僕の卒業した大学の後輩から夜に突然電話が入った・・・。「ガソリンありませんか?」
かれは一つ下で、神奈川出身なのだが、縁あって現在僕と同じ山形の西川町にいる。普段は山岳ガイドをしたり、農業をしたりしながら、自分の夢の実現のためがんばっている。

奥様のご出身は大槌町である、震災にて町長がお亡くなりになったあの町である。そこへ行かなければならないが「ガソリンがない」というのであった。

先日のブログ「ガソリンがない」http://chikafumi.blog.so-net.ne.jp/2011-03-21-1でも書いたが、酒田もあまり変わらない。しかし僕に連絡をよこすぐらいでよほどのことと思い、いろいろな所へ事情を話し、手を尽くしガソリンを入手した。
一度現地へ行ったあと、再度西川に戻り、大槌へ行くとのこと、その1回目の大槌の帰りに酒田に寄っていった。ガソリンを満タンにし、夕食を御馳走し西川へと戻った。

奥様の御実家は大槌でも山のほうとのことで、御無事であり、食べ物についても山のもの(熊肉とかシカ肉とか山菜)や魚など冷凍をしていたとのことで生活は成り立っているようである。

さて題名。大槌にてタラの芽、シイタケ、そして松茸を持たされてきたのだそうだ。早速タラの芽とシイタケはてんぷらに、特にシイタケはこれまで食べたことがないくらいにおいしいものであった。香りが強く驚いてしまった。
松茸は本日、松茸ごはんに。

地震があり物流が止まり、現代人は右往左往している。しかし自然は変わることなく、春を告げ、なにもなかったかのように時が過ぎている。自然からの恵みを頂き、自然から生かされていることに感謝しながら、再生の一歩を踏み出さなければならない。

これから地域の復興には「自然」が欠かせない。人工的なものでの復興はありえない。

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